タイトルなげぇ。いわゆるオズワルド×グウェンドリンの小説です。
えー、とりあえず毎日更新目指して小分けにお出ししていこうかなと。
ストーリーは、ゲームでオズワルド編をクリア、もしくはクリア前辺りまで進めてれば分かる内容にしてあるハズです。
冒頭部は知らなくても余裕です。グウェンドリン編知ってれば分かる内容です。
んー、毎日は無理かなぁ。火木土の更新は小説、くらいのペースでいこうかな。毎日するために20~30行とか思ったけど、20~30行だと話の内容の関係とかで変な区切りになりそうだし(ノ∀`;)
タイトルはゲーム中の本のように倣ってみた。各章の始まりを思い浮かべて読んでくださいね(ノ∀`)
ちょっとオリジナル要素が出てきたりすると思いますがそれはご愛敬。自由にベクトルを増やして妄想しちゃってください。感想とか送ってもいいよ。・゚・(ノ∀`)・゚・。大歓迎
んじゃ第一回スタート。
TWO JEWELS SHINE
人目を忍ぶ森の奥
静かに輝く宝石は
未知なる世界を照らす道標
その世界は
来たる世界の終焉か
光が溢れる未来の嚆矢か
赤と青 二つの宝石には
光を絶やさぬように抗う運命など
未来をその身に託される使命など
まだ知る由も無かった
* *
序章1幕…森の古城・星を詠むテラス
星々が瞬く夜空に、エリオンの大地を七色に浮かび上がらせる、大きな月が浮かんでいる。
草木の荒い波が、満月から降りてくる月光の中に砕けさせる天つ風の中、微睡む時。
北の大地に憚る森、イルリットの奥深く、森より西方のラグナネイブルとの国境付近…ひっそりと佇む小さな古城のテラスに、一つの男の影があった。
少し厚手の白いカッターシャツに黒と藍のストライプのトラウザーズというラフな姿で、銀赤色の短髪を風になびかせ、月の住まう空を見上げながら、男は月に思いを巡らせていた。
(巨大な満月…か)
しかし、空を見上げる男の顔は優れなかった。
身体の具合が悪いわけではないが、心底気分が晴れなかった。星と月、此程豪華で美しい共演は、そうお目にかかれないのに。
「……こちらにいらしたのですね」
張りつめた夜風の中を、あどけなくも芯のある可愛らしい声が抜けた。
少しだけ老いていた品のあるドレスに身を包み、凜とした顔の女性。
男を捜して古城を歩き回っていたらしい。やっと見つけた、と言わんばかりのため息が小さく漏れる。小さな足音をたてて、青と黒を身に纏った美しい女性が、男の傍に立った。
「まあ、綺麗な満月…こうして満月を臨む事など、今までにあったでしょうか」
両手を胸に添えて、輝く夜空を見て思わず顔が綻んだ。
しかし男はその事に気づいていないのか、表情一つ変えないまま、続けざまに開口した。
「エリオンに降りる満月の光を浴びると魔の力が煮えると聞く。俺もまた…」
満月は何かが興るからだ。大抵の事は察していた。
自分もまた、魔物の血に縛られているから。
…魔物の血が騒ぐのだ。
魔物の血を抑えようと満月など見ないようにはしているのだが、それもまた魔物の仕業なのだろう、なぜか月に惹かれてしまっていた。尤も、影響するのは野生寄りの魔の力のようで、自分の身体にはほとんど影響は無かったが。
「……いつからそこに居たんだ。…グウェンドリン」
全く気が向いていなかった事に、顔が少し紅顔する。
珍しく普段は見せない表情でそっぽを向く男に、グウェンドリンと呼ばれた女性は、意外ながらも少し楽しそうな笑顔で言った。
「私が隣に立っても気づかないで話を進めるなんて…オズワルド様、何か悩み事でもあるのですか?」
「いや…疲れを癒す間も無い程、忙しい事ばかり続いていたからな。その影響かもしれない」
オズワルドと呼ばれた男は、苦し紛れに頭を掻きながらテラスから離れた。後にグウェンドリンが続き、共に階段を降りていく。









